運転免許を取得する際、指定教習所(公認校)に通うのが一般的ですが、「一発免許」「一発試験」で運転免許が取得できる方法があるのをご存じでしょうか?
「一発免許」について知りたい方、また運転免許を取ることを検討している方はぜひチェックしてみてください。

自動車教習所は主に「指定教習所」と「届出教習所」の2種類に分かれています。それぞれの教習所には特徴や免許取得までの取得方法、流れに違いがあります。

「指定教習所」とは、公安委員会が指定した教習所で、「指定自動車教習所」と呼ばれています。
「指定教習所」を卒業すると、卒業時に行われる卒業検定に合格することで、運転免許試験場での技能試験が免除されます。運転免許試験場で最後の学科試験に合格すれば免許を取得できます。

「届出教習所」は公安委員会に届出を出している教習所ですが、指定教習所のように免除特典がありません。
教習所内での技能教習はありますが、学科試験、技能試験すべてを運転免許センターで受ける必要があります。
そのため「一発試験」での免許取得するためのサポートする教習所と言えます。

簡単に「一発試験」の流れをご説明しますと・・・

1.試験場での申し込み

まず、各都道府県の運転免許試験場に行き、東京の場合は鮫洲試験場、又は府中試験場に行き、試験の申込をします。申込時には、必要な書類や写真、受験料が必要です。

2.仮免許試験

その後「仮免許試験」の受験になります。「筆記試験」と「技能試験」で構成されていて、これに合格すると「仮免許」が交付されます。筆記試験では交通ルールに関する知識を問う問題で、実技試験では試験場の場内コースを使って運転技術が試されます。

3.路上練習

仮免許を取得した後は、指定された練習期間内に路上練習を行います。練習期間中は、同乗者の条件や練習範囲などが定められているため、遵守する必要があります。

4.本試験

路上練習後に「本試験」を受けます。「本試験」は路上での実技試験と筆記試験が行われます。

5.取得時講習の受講(特定講習)

応急救護処置、危険予測、高速教習の7時間の講習を受講。

6.免許証の交付

全ての試験や講習を終えると、運転免許証が交付されます。

以上が「一発試験」の流れになります。